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2006.12.26 (Tue)

中国共産党の「反日・愛国教育」で若者が「天安門事件は政府が正しい」といい出した

中国共産党の「反日・愛国教育」で若者が「天安門事件は政府が正しい」といい出した (-日中問題研究家 石平)
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(戦車の前に立つ青年)


ここ約20年ごどで中国は親日から反日に劇的な変化を遂げた。とりわけ、なりふり構わぬ共産党の愛国教育の 激しさといったら目を覆うばかりだ。その現状を語るならば、まずこの話からせねばなるまい。
今から6年ほど前に中国四川省の実家に帰省したときのことである。大学1年の甥が遊びに来たので、私が財布 から何百元か取り出し小遣いとして渡そうとすると、彼はこう言った。
「おじさんのお金は日本人からもらった給料だろう。そんなお金はいらない!」
まさか身内の人間からそんな言葉を浴びせられるとは思いも寄らなかった。
甥は純真で真面目な子だったので 昔からかわいがってきたし、彼もよくなついていた。それなのに、当時の大学生の一か月分の生活費を、 「日本人の汚い金だ」とためらいもなく振り払ったのだ。
私はその何年か前から、中国に帰るたびに、社会の空気の変化に気づいてはいた。
中国の友人や知り合いに、 日本で仕事していることを伝えると、「あんな陰湿な社会にいたら酷い目に遭っているに違いない」と決めつけ られ、同情される。
だから、この甥に対して説明しても無駄だとすぐに悟り、私は話を変えようとした。ところが、彼は逆にこう 質問してきたのである。

「日本がもう一度中国を侵略してきたら、おじさんはどうする?中国に帰ってくる?」
あまりにバカバカしくて反論する気にもならず、冗談半分で「そうなたったらお前はどうする?」と聞き返し てみた。すると、甥は背筋を伸ばして、「僕は最前線で戦う。小日本を徹底的にやっつけるんだ」と答え、さらに こう続けた。
「実は大学で共産党の入党申請書を出したんだ」
少し呆れて、私が「そうか、お前は共産党が好きなのか」と軽く聞き流そうとしたところ、
「当然だろう。中国人ならみな共産党が好きじゃないか。昔、日本侵略軍をやっつけたのは共産党だし、今も日本の侵略を防いでいるのは共産党の指導のおかげだ。おじさんは歴史を知らないのか!」

こうなると叔父も甥もない。
「じゃあ聞くが、今から11年前に北京で起きた6・4事件(天安門事件)、あれも中国の歴史だが、君はどう思う」
「なんですか6・4事件って。あ、あれのことか。はっきり言いますが、おじさんたちのやったことは間違いです。 党と政府の措置は正しかった」
さすがに堪忍袋の緒が切れた。
「丸腰の学生たちを虐殺して、いったいどこが正しかったんだ!政府が罪のない人を銃殺するのは正しいというのか」
しかし、甥は譲らない。
「おじさんたちは、外国勢力の陰謀の道具に使われただけだ。鎮圧しなければ、中国は外国勢力の支配下に入って しまうじゃないか」
私は怒り心頭に発し、あやうく平手打ちを食らわせそうになったが、かろうじて理性で抑え込んだ。すると甥は、
「殺人といえば、日本人こそ殺人者じゃないか。南京大虐殺をやり、何千万人の中国人を殺した。おじさんは忘れても ぼくは忘れませんよ」
そういい捨てると、甥は部屋から出て行った。これが今でも鮮明に記憶に残っている甥との対話の一部始終である。

▼憎しみの対象だけで、共産党の洗脳教育は昔のまま
-略-
歴史を振り返れば、中国共産党の薄汚いやり口は、昔からまったく変わっていない。
私自身、子供の頃には、「中国の外の世界では、99%の労働者は、資本家による搾取で、中国よりはるかに貧しい 生活を強いられている」と教えられ、素直に信じていた。
-略-

洗脳教育というのは本当に恐ろしいもので、ありとあらゆるウソが集まって一つの完璧な世界観を形成してしまうと、 ウソと知りながらウソをついていた人間までも本当のことのように錯覚し始めるほどだ。真面目で純粋な子供だった私も、見事なまでに洗脳され、毛沢東を崇拝していた。
その洗脳が解けたのは、北京大学に進学してからである。当時は文化大革命の迫害を受けた党幹部や知識人の間で、毛沢東政治の暴露と批判を行う運動が盛り上がっていた時代である。
大学にも文革犠牲者の親族を持つ学生が多数いた。
最初は彼らの話を疑い、殴り合いのケンカまでしたが、あまりの多くの証拠を突きつけられ、毛沢東は自らの権力を 守るためには虐殺も厭わない権力の亡者であることを認めざるを得なくなった。

-略-
運命の89年6月4日。私は日本にいて難を逃れたが、一緒に民主化活動を指揮した何人かの仲間が天安門で命を落とした。
私は祖国に絶望し、打ちひしがれた。
天安門事件は共産党にとっても史上最大の危機だったと言える。この事件を境に、共産党は方針転換を図った。
つまり、かつては西欧資本主義を邪悪な暗黒世界とし、理想の共産主義国家を建設するのが共産党だと位置づけていたのが、日本という暗黒国家が再び中国への侵略を企てており、その侵略から祖国を守るのが共産党であると、 対立の構図を変え、民族主義、愛国主義の教育を始めたのである。
要するに、共産党がやっていることは私の子供の頃とまったく同じなのだ。
-略-

▼戦争を知らない世代ばかりが共産党を妄信している
-略-
最近、新華社通信が中国人を対象にサイト上で行ったアンケートでは、「あなたがもっとも信じる理想・理念はどれか」
という問いに対して、「民主主義」と答えた人は1%に過ぎず、「民族至上主義」と答えた人が96%にのぼった。
そのほとんどが、外国と利益が衝突したらあらゆる手段を用いて中国の利益を守るべきと答えている。
もはや中国の若者たちは民主主義という思想にまったく魅力を感じていない。共産党独裁が決していいとは言わないが、邪悪な日本の侵略から民族を守るには、共産党の指導が必要だとする。
-略-
しかし、私が毛沢東崇拝の洗脳から解けたように、ウソはいつか必ず暴かれ、洗脳は解ける。私はそう信じている


ソース:SAPIO 12月13日号 PP103-105 記者が誌面からテキスト化。

天安門事件
1989年6月に中国で起きた天安門事件(欧米では、「天安門の虐殺」, Tienanmen Massacre と呼ばれる)では、自由と民主主義を求める学生・市民が軍隊に強襲され、北京で死者1万人、負傷者はその倍、北京以外では死者2万人、負傷者4万人の被害が出た、と国際アムネスティその他の人権擁護団体は推定している。




中国共産党が自国民に凄まじい反日教育を行って来た理由の一端が、この文章によく現われていますね・・。
中国共産党は自分たちへの反感の矛先を、日本と言う仮想の敵を作ることで、うまく国民達をコントロールしてきたわけです。
そう考えると、この天安門事件が起こりさえしなければ、極端な反日政策に転換することは無かったんじゃないか? と思えてきてしまうんですよね。
実際20年前くらいの中国人たちの日本に対する感情は、すこぶる良かったんですし。
結局は中国共産党が自分達を守るために、日本と言う敵を利用しただけの話。
日本には本当にいい迷惑です。
しかも最近の中国人たちは、行き過ぎた反日教育のせいで政府の統制も利かなくなってきている。
まさに自業自得と言うべきか・・・。

m23097.jpg
(昨年4月の反日騒動の写真)




●天安門事件フラッシュ映像
天安門事件 Tiananmen Square Incident
グロい映像ではありません。
ただ、悲惨さは充分伝わってくると思います。






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